内容説明
「連帯」を生んだ社会主義国。“西欧文化圏”に属しながら、政治的には“東欧”の一員であるポーランド。国際政治の嵐に翻弄され、戦後、社会主義国として再生したこの国の歴史を、“国家”と“市民社会”とのかかわりを軸に展開する。「連帯」の夢と現実は、何を語っているのだろうか。
目次
ポーランド―自然と民族
1 ポーランド史の諸前提
2 独立への道
3 独立の試練
4 ピウスツキ体制
5 生き残りのための戦い
6 解放と革命
7 非スターリン化の夢と現実
8 ギエレク体制
9 自制的革命と「連帯」
10 強権支配と上からの改革