史記 本紀 (〔新版〕)

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  • サイズ B40判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784625663260
  • NDC分類 082
  • Cコード C0298

内容説明

『史記本紀』は、太古の黄帝から漢の武帝までの歴代帝王の事跡を活写したものである。「五帝本紀」「夏本紀」「秦始皇本紀」「項羽本紀」「高祖本紀」など12巻から成る。本書では、権力者の活躍と愚行、栄光と悲劇を描いた名文の多い「秦始皇本紀」「項羽本紀」などから、『史記本紀』の読みどころとなる箇所を取り上げた。

目次

五帝本紀
夏本紀
殷本紀
周本紀
秦本紀
秦始皇本紀
項羽本紀
高祖本紀
呂后本紀

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

15
3頁。『史記』は前漢の司馬遷の撰著である。太古の黄帝から漢の武帝までの通史である。歴代の地王の統治について記した「十二本紀」、諸侯の盛衰を記した列国史である「三十世家」、夏殷周三大以来の帝王諸侯らの活動を年表にした「十表」、礼楽・刑政・天文・経済の歴史を記した「八書」、「本紀」「世家」に何らかの関係をもって活躍した幾多の個人の伝記である「七十列伝」によって構成されている。人物の行状を中心に記述した歴史書として初めてのものであり、『史記』の創始したこのような記述の形式を、後世「紀伝体」と称した。2024/01/16

うえ

7
史記の本紀。秦始皇本紀や呂后本紀が収録。始皇帝は盧生なる者の注進で不老不死の薬を求めるようになる。出鱈目な理屈を述べた盧生とは何者なのだろうか。そして始皇帝はギルガメッシュの如く不死を追い求める。臣下は仕方なく「詐りて曰わく、蓬莱の薬…大鮫魚に苦しめられる。故に至ることを得ざりき」と。そして「願わくは善く射るものを請いてともに倶にせん」。架空のリバイアサンを倒すために射手まで呼ぶことになる。こちらは竹取物語のようでもある。偶然にも関係ない大魚を発見し、射ちとるも当然、薬は得られることはない。2020/08/03

ソルト佐藤

0
以外に書き下し文が読みやすい。それだけ、簡潔なのかもしれない。やはり、最初の伝説と歴史が交わっているところより、始皇帝あたりから、人物像がはっきりとしてきて、面白くなってくる。項羽本紀おもしれえ。(上司には持ちたくないが)2009/11/18

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