出版社内容情報
後漢時代の合理主義的思想家として知られる王充の著
後漢時代の合理主義的思想家として知られる王充の著。王充の著書で現存するのは本書のみ。全30巻85篇より成る。書題通り、先秦以来のさまざまな論を衡り、公平な分析を解説を加えたものである。批判の対象は、主として災異・鬼神・讖緯・陰陽5行などの非合理的思想や俗信仰であるが、孔子・孟子・墨子・韓非子らの所説に対しても、実証的、あるいは唯物論的観点から、手厳しい反論を加えている。当時における一種の文明批評書であり、現代につながる主張、創見も多い。
目次
■第二十巻
須頌第六十
佚文第六十一
論死第六十二
■第二十一巻
死偽第六十三
■第二十二巻
紀妖第六十四
訂鬼第六十五
■第二十三巻
言毒第六十六
薄葬第六十七
四諱第六十八
讕時第六十九
■第二十四巻
譏日第七十
卜筮第七十一
弁祟第七十二
難歳第七十三
■第二十五巻
詰術第七十四
解除第七十五
祀義第七十六
祭意第七十七
■第二十六巻
実知第七十八
知実第七十九
■第二十七巻
定賢第八十
■第二十八巻
正説第八十一
書解第八十二
■第二十九巻
案書第八十三
対作第八十四
■第三十巻
自紀第八十五