内容説明
フリーター・ニート問題がクローズアップされる若者の雇用・就業問題。本書では、高校生、専門学校生、大学生のキャリア形成から、若者の働きかた全体を取り巻く構造までを精緻に実証分析する。
目次
若者にとっての“働くということ”
第1部 高等教育非進学者の職業への移行(高卒労働力需要と高校就職指導の変容;専門高校生の職業への移行;ドイツにおける高等教育非進学者の職業への移行―デュアルシステムの現状と課題)
第2部 高等教育からの職業への移行(大学生の現状とキャリア形成支援;専門学校からの職業への移行;若者のキャリアと大学―日独英の比較から)
第3部 初期キャリア形成の危機(新入社員の四十年―高度経済成長期からポスト平成不況期まで;移行の隘路としてのフリーター問題;若者の大人への移行と「働く」ということ)
著者等紹介
小杉礼子[コスギレイコ]
1952年生まれ。1975年東京大学文学部社会学科卒業、2009年博士(教育学)(名古屋大学)。現在、独立行政法人労働政策研究・研修機構統括研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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