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出版社内容情報
不登校・ひきこもりの現状と、組織・個人によるこれからの支援のあり方を「居場所づくり」の視点から解説する。
内容説明
学校へ行けない、対人関係がうまく結べない。居場所の獲得に苦しむ人たちの理解とその支援の実際。
目次
第1部 理解編(居場所とは何か―不登校・ひきこもり支援への視座;不登校の現状とその理解;ひきこもりというアポリア)
第2部 実践編(学校と居場所―高等学校での支援を中心に;スクールカウンセラーと不登校―こころの居場所を求めて;居場所としての適応指導教室―臨床心理学的な視点から ほか)
第3部 展望編(不登校支援の課題と展望;ひきこもり支援の課題と展望―社会規範を解きほぐす居場所の実践から)
著者等紹介
忠井俊明[タダイトシアキ]
現在、立命館大学教授。専門、精神医学・臨床心理学
本間友巳[ホンマトモミ]
現在、京都教育大学教授。専門、臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブルーツ・リー
4
図書館本にしては珍しく、専門書と言っていい難易度を持った本。「不登校・引きこもり」という事で、かなり、扱っている範囲が広いので、部分的に、自分が考えた事を書く。 ひきこもりを悪化させる要因のひとつに、バーチャル世界への逃避がある模様。 2006年の段階でも、パソコンゲームやネット、テレビゲーム等にハマってしまう人が多い。 スマホが出た今、SNS辺りも加わって、現実世界で上手く行かない人が、バーチャルに逃げてしまう事が挙げられる。 リアルで上手く行かない事がある人には厳しい事に聴こえるかも知れないが、↓2021/09/25
ブルーツ・リー
3
10日から始まるNPOの関係で読んだ。 そのNPOとの関係性で読むならば、やはり、居場所、は大事。 大事なのだが、その「居場所」に行く事が、不登校や引きこもりの人にとっては大変ではある。 まず家から出るだけの事が大変で、どれだけ安全な居場所を作っても、安心できる。という事は無いから、とにかく、徹底的に、安全に、安心に、と場所を作って行ってまだ十分という事はあり得ない。 行政は学校に戻す事や就労に導く事を前提に考えるから結局来られる人は、いつも、一部。 それとは異なる答えを探って行かなくてはいけない。2022/06/07
ひろとん
0
久々にまとめ終わる、ペースが落ちている、いかん。心理学・精神医学者が執筆者。なるほどやはり精神的な病として扱い、治療法の模索がされている。また、タイトルにもある「居場所」は中心的に扱われている章は少なく、あったとしてまほとんどが萩原を引用しているため、細かく知るには萩原の著作にあたる必要があるだろう。2017/08/30
鯨船
0
平易な文でよくまとまっている良書です。ひきこもりや不登校に関心を持った人には是非読んでほしいです。注目する関心や意見が違っても足しにはなると思います。2018/01/17