出版社内容情報
【内容】
人はどこから来てどこへ行くのか。永遠の問いともいうべきこの質問に、歴史学は答えることができない。しかしサーベルタイガーにおびえて洞窟の奥で震えていた人類が、どのようにして宇宙ステーションを作るまでになったのか。歴史学はその問いに答えることに努め、その答えを見いださなければならない。この論文集は、著者ホブズボームがその答えに到達するための方法論の集約であるばかりでなく、その探求の途中で展開される現代文明の批評でもある。
【目次】
序 文
第1章 歴史の内と外で
第2章 過去がもつ意味
第3章 歴史は現代社会について何を教えるか?
第4章 先を見通すこと――歴史学と未来
第5章 歴史学は進歩したか?
第6章 社会史から社会の歴史へ
第7章 歴史家と経済学者(1)
第8章 歴史家と経済学者(2)
第9章 党派性
第10章 歴史家が受けているマルクスのおかげ
第11章 マルクスと歴史学
第12章 歴史はすべての民族にある
第13章 イギリス歴史学と『アナール』――研究ノート
第14章 物語史の復活
第15章 森の中のポストモダニズム
第16章 下から見た歴史
第17章 ヨーロッパ史の特異な性質
第18章 歴史としての現在
第19章 ロシア革命の歴史を書くことができるか
第20章 野蛮な行為、行為者への指針
第21章 アイデンティティの歴史だけでは不十分
訳者あとがき
注/索引
内容説明
人はどこから来てどこへ行くのか。永遠の問いともいうべきこの質問に、歴史学は答えることができない。しかしサーベルタイガーにおびえて洞窟の奥で震えていた人類が、どのようにして宇宙ステーションを作るまでになったのか。歴史学はその問いに答えることに努め、その答えを見いださなければならない。この論文集は、著者ホブズボームがその答えに到達するための方法論の集約であるばかりでなく、その探求の途中で展開される現代文明の批評でもある。
目次
歴史の内と外で
過去がもつ意味
歴史は現代社会について何を教えるか?
先を見通すこと―歴史学と未来
歴史学は進歩したか?
社会史から社会の歴史へ
歴史家と経済学者
党派性
歴史家が受けているマルクスのおかげ
マルクスと歴史学
歴史はすべての民族にある
イギリス歴史学と『アナール』―研究ノート
物語史の復活
森の中のポストモダニズム
下から見た歴史
ヨーロッパ史の特異な性質
歴史としての現在
ロシア革命の歴史を書くことができるか
野蛮な行為、行為者への指針
アイデンティティの歴史だけでは不十分
著者等紹介
原剛[ハラツヨシ]
1931年東京都生まれ。1954年東京外国語大学英米学科卒業。1985年早稲田大学大学院経済学研究科博士課程西洋経済史専攻修了。現在、城西大学経済学部教授、経済学博士
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