出版社内容情報
【内容】
介護保険法の制定のもとに、ケアマネジメントに対する関心がにわかに高まり、ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格にも強い期待が寄せられている。いま大切なことは、ケアマネジメントをひとつの技法として習得するだけでなく、在宅高齢者の現実の姿を等身大で把握し、その生活の質を高める手段としてケアマネジメントを実践することにある。
著者は、ソーシャルワーカーとして長年地域の高齢者を支えてきた経験をもとにして本書を執筆した。ひとり暮らしの人、家族の支援を受けにくい人に焦点をあて、医療・保険・福祉に加えて、住宅の改造、事故防止と安全性を指摘し、多サービス、多組織をまきこんだ実践を提示している。地域の福祉と条件整備を念願する新しいガイドである。
【目次】
序章 高齢社会を生きる
第1章 高齢社会とケアマネジメント
第2章 ケアマネジメント入門
第3章 在宅ケアの条件
第4章 ケアマネジメントの前提──延岡市高齢者データセットから──
第5章 地域の社会資源
第6章 在宅高齢者の安全とケアマネジメント
第7章 ケアマネジメントの実践
参考文献一覧/索引