出版社内容情報
【内容】
人口の高齢化は，社会や経済にどのような影響を与えるのか。高齢化問題の若き第一人者がイギリスとヨーロッパの高齢者福祉を最新のデータで紹介し，新たな政策的展開について考える。
【目次】
序章 高齢化と社会政策
1 高齢化と社会政策
2 高齢の意味の構築および再構築
3 ニーズの問題としての高齢化
第1部 イギリスの高齢者福祉
第1章 人口高齢化と公共政策
1 イギリスにおける人口の高齢化
2 高齢者の社会経済的地位
3 経済的不平等の社会的創出
4 年金改革から得られる教訓
第2章 ニュー・マネージメントの下で
1 コミュニティー・ケア政策
2 福祉ミックスの変化が意味するもの
3 公的部門拡充の必要性
第2部 ヨーロッパの高齢者福祉
第3章 EUにおける高齢者の社会的ケア
1 EUにおける社会的ケアをめぐる五つの潮流
2 社会的ケアの提供に変化を求める圧力
3 高齢者の参加を妨げている障害
4 社会的ケアのヨーロッパ的枠組みに向けて
第4章 高齢化に対応した社会
1 高齢者の経済的保障
2 世代間の連帯の堅持
3 高齢者差別との闘い
4 長期ケアの提供
5 高齢者をめぐる新たな政治状況
6 社会を試す高齢化
終章 世代間関係と福祉のリストラ
1 社会契約、福祉国家、人口構成の変化
2 世代間の関係とケアの提供
3 世代間関係論の批判的検討
引用・参考文献
内容説明
人口の高齢化は社会や経済にどのような影響を与えるのか。本書は、サッチャー＝メージャー政権の高齢者福祉政策を批判し、ＥＵの高齢者福祉専門部会の委員として活躍するイギリスの若き第一人者による、ヨーロッパ・イギリスの最も新しい高齢者福祉論である。著者は「社会構築論」という新しい理論的潮流に属し、きわめて独創的な議論を展開している。
目次
序章 高齢化と社会政策
第１章 人口高齢化と公共政策
第２章 ニュー・マネージメントの下で
第３章 ＥＵにおける高齢者の社会的ケア
第４章 高齢化に対応した社会
終章 世代間関係と福祉のリストラ
