出版社内容情報
【内容】
現実の自由は、社会の在り方に依存する。そしてそれは、歴史なしには語り得ない--。本書は自由・社会・歴史の相互関係を分析し、歴史の発展法則を打ち出した衝撃の書。全くオリジナルな「総合史観」を提唱。
【目次】
第1章 社会的統合の手段
第2章 社会的統合と自由(統合と自由の関係;政治的空間の規模)
第3章 「統合史観」の形成(理論化;史実による検証)
内容説明
本書は、自由の客観的可能性の追究を通して歴史の発展法則を認識しようとしたものである。現実の自由とは人間関係の中に相対的に存在し、従って社会の在り方によって基本的に規定されるが、その社会とは歴史的な形成物である。それ故、自由は歴史なしには語りえず、前者の考察は後者のそれへと導くのである。ここに「自由の歴史哲学」が成立する。それは、自由・社会・歴史の相互関係を究明せんとするが、それを解く鍵は何処にあるのか。―著者は、人間の生存という根源的レベルから出発して「統合」の概念に注目し、全くオリジナルな学説として「統合史観」を提唱する。
目次
第1章 社会的統合の手段
第2章 社会的統合と自由(統合と自由の関係;政治的空間の規模)
第3章 「統合史観」の形成(理論化;史実による検証)