出版社内容情報
短篇から『インドへの道』、エッセーまでを読み抜いて、小説家の本質を剔出した不朽の作家論。
内容説明
フォースターの小説は、なぜはっきりしないのか?ユーモアと諷刺に隠された「善でもあり悪でもあるもの」を剔出し、複雑な小説家の本質を鮮やかに照射する。
目次
1 序論―フォースターと自由主義的想像力
2 ソーストンとケンブリッジ
3 短編小説―テーマの表明
4 天使も踏むを恐れるところ
5 ロンゲスト・ジャーニー
6 眺めのいい部屋
7 ハワーズ・エンド
8 インドへの道
9 精神と意志―フォースターの文芸批評