出版社内容情報
現代日本映画の最前線で格闘してきた批評家が、この10年の全映画論を集大成した、渾身の大冊。
内容説明
本書は、この10数年の、余人の追随を許さぬ映画との闘い=批評をめぐる全文章から選りすぐった。魅力的な人物論、その面白さには既に定評のある、独自の現場ルポ最新作、時評的エッセイ、映画をめぐる新旧の名著50冊を紹介する書評集、83年以降の邦洋画160本余を個別に、見事に論じ切ったレヴュー集。ついに生誕100年を超えた映画。いま、それはどんな相貌をとっているのか。映画批評の最前線を走り続ける著者が、多彩なスタイルを駆使して問う「映画=世界」の現在―渾身の映画論集成。
目次
1 見えない映画
2 日本映画の新しい現場へ
3 小川紳介のために
4 映画を読む
5 映画・人・出来事
6 映画1983‐1995