他の岬―ヨーロッパと民主主義

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 121p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622030607
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1010

出版社内容情報

ヨーロッパとは、民主主義とは? EC統合を前にその意味と方途を探った著者の根底的提起の書。

内容説明

ソ連・東欧の崩壊後、噴出するナショナリズムと人種主義の暴力が、統合を進めるヨーロッパに暗雲を投げかけている。近代民主主義を発明した「アジア大陸の小さな岬」はどこへ行くのか。激動の渦中にあって、〈キャップ〉という語を軸に、脱構築の哲学者デリダが〈ヨーロッパと民主主義〉を新たに問う。注目の書。

目次

他の岬―記憶・応答・責任
日延べされた民主主義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sakana

3
デリダによるヨーロッパ論。民主主義について考えたかったので。『グラマトロジーについて』の読了後、また読み返すつもり。2015/09/11

罵q

1
経済的=社会的諸条件によって平均的に変質させられ、難渋な媒体を周縁化し、または世間を構成する経験や規定を賛/否に還元する「世論」について、デリダは単に否定するのではなく、開かれた社会への萌芽をも見出だす。ヨーロッパ発の普遍性がヨーロッパという特殊から逃れられない罠を描いた表題作と合わせて「日付された民主主義」を読むと(ハイデガー譲りの?)逆説と、逆説への対応に難儀する彼の姿が明敏に見てとれる。2019/06/18

Ecriture

1
歓待についてのセミナールと大体同じ。ヨーロッパが地理的にキャップってのは考えたこともなかった。アポリア先読んでて良かった。2011/05/17

Sebastianus

0
デリダの馬鹿野郎のなかでもナカナカの良書の一つ2012/10/06

ごまちゃん

0
初の思想本。何もわかっちゃいない…否、今でも?2007/12/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/33372
  • ご注意事項