メランコリー (改訂増補版)

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  • サイズ A5判/ページ数 465,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622021933
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3040

出版社内容情報

メランコリー(鬱病)は精神分裂病とならぶ内因性疾患の二大疾患である。この秘因性の病に対し著者は存在論的視角から光を投げかけた。豊かな臨床観察による画期的成果。

1985年初版 

※基本図書限定復刊2002年2月:2/8刊

内容説明

メランコリーについての雄大な構想を、みごとにまとめあげた本書は、現代精神病理学に一つの新しい世界をあざやかに開示した。

目次

1 問題の所在の歴史的展望。先見的回顧
2 根源としての内因性
3 メランコリー親和型。動的類型学―メランコリー親和型の本質明示の方法
4 内因性メランコリーの病因論
5 臨床的討議
6 躁鬱病―躁鬱病者の病前性格の解体的な歪み

著者等紹介

テレンバッハ,H.[テレンバッハ,H.][Tellenbach,Hubertus]
1914‐1994。1914年ドイツのケルンに生れる。フライブルク、ケーニヒスベルク、ミュンヘンの各大学で医学と哲学を学ぶ。フライブルクでの哲学の師はハイデッガーであった。医学者としては最初神経学を専攻、ミュンヘン大学で教授資格を得、1956年にハイデルベルク大学に移ってから精神病理学に転じた。1979年まで同大学医学部教授。1994年歿

木村敏[キムラビン]
1931年外地に生れる。1955年京都大学医学部卒業。現在京都大学名誉教授。河合文化教育研究所主任研究員。精神病理学専攻
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感想・レビュー

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みんと

1
メランコリー親和型精神病(うつ)について原因、症例など実に詳しく書かれている世界的有名な著書である。メランコリー親和型の構造は、身辺から働きかけられ作用する、過敏であり感受性である。きちんと秩序正しく、几帳面、潔癖などの性格がうつを引き起こしやすいことがわかる。内的非一貫性、プラトン的不均斉、エンドン・コスモス因性精神病。2009/08/23

えこいのさん

0
ふぅ~ひとまず目を通し終わった。今、再読中。皆がしってるメランコリー親和型とかインクルデンツとかレマネンツとかの概念より、その変化の根源的な在り方である「エンドン(内なるもの)」の概念が一番大事だし、一番面白いとおもた。2009/10/11

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