孤独な群衆

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  • サイズ A5判/ページ数 289,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784622019084
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C1036

出版社内容情報

卓抜な方法と着実な調査に基づく現代社会の変貌の立体的な分析として、現代人必読の書である。1964年初版

2002年5月12日、リースマン死去。
現代の大衆社会を鋭く分析した著書『孤独な群衆』で知られる米学界の大御所。
1950年に出版された本書は、米国でベストセラーになり、1964年翻訳出版され、日本でも多くの人に愛読された。

5月13日の朝日新聞・天声人語では、「仲間よりもぬきんでていたり、あるいは仲間からちょっとはずれていたりする人間たちを、同じような鋳型にはめこむ努力、それが子どもたちの社会でおこなわれているのである」を引用して、現代の社会に通用することを指摘、本書のキーワードである「他人志向」が現代日本の若者に根付き深まっていることについて考察している。

1964年初版以来、重版を重ね今に至るロングセラー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ますのまちこ

7
3週間もかかって読んだからすっかりわけがわからなくなってしまった。人間の性格には自律型・適応型(伝統指向型・内部指向型・他人指向型)・アノミー型が認めらる。自律性をもった人間になるためには、多様な選択肢を提示し、また個人の選択を受容する環境が必要とされる。この本が出されてから65年が経ったけど、未だ社会には他人指向的な人間が多いと思う。仕事と遊びの境界線の設定をはじめ、集団においては、なるべく多くの人間が同じ価値観を共有し同じ目標に向かって作業する方が、状況分析・問題解決しやすいのだけど、(続く)2013/10/25

isao_key

5
1964.2初版。手元の書は1988.4の38版と難解な社会学の本にも関わらず、よく売れた。訳者あとがきにもあるが、内容はフロイト的アプローチを特色とするアメリカ人の「社会的性格」あるいは「国民性」を分析している。ルース・ベネディクト『文化の諸様式』を引用し、11章で3つの部族を取り上げ、これらの部族をアメリカ文化と比較しながら考察している。この中のクワキトルという部族には「ポトラッチ」と呼ばれるお祭りがあり、酋長たちは冨の象徴である毛布、銅版などを惜しげもなくたき火の中に放り込んで燃やしてしまうという。2014/04/29

壱萬弐仟縁

5
1960年初出。孤独な東京人? という感じがする。あれだけ過密化しておいて、まだ特区とか言っている。地方斬捨て。であれば、地方の方が孤独ではないのかもしれない。バラバラな過疎ゆえに。昔は内部指向だった評者だが。今は市民指向型か(苦笑)。「祖母の権威も家庭教師の権威と同じように今では時代遅れ」(47ページ)。オー、ノー、て感じだが、やむを得ないか。既にそれから半世紀だし。大衆とメディアの古典であるが、現代はネット上の古典は何かと思う。宇野常寛氏や東浩紀氏らの本? 大衆社会は人口減少して個人の力量が問われる。2013/04/21

number

3
かなり読み応えがあったが、時間をかけてようやく読了。時代の流れと共に伝統指向型→内部指向型→他人指向型と変遷してきた、社会における人間の類型を提示する。中でも他人指向型は、成功者として突出するよりも、社会へバランス良く適応することを好み、社交的な関係性や集団を敏感に察知し、自分の身の置き方を探る傾向にあると説く。時代背景も織り交ぜながら、教育や子どもの遊び・言動にみられる社会的特徴との因果関係を分析するアプローチが特に面白かった。識字率の向上やマスメディアの発展がそのシフトに一役買っている点も興味深い。2020/09/28

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

3
内容は追々まとめていくとして、取り敢えず一つ。この筆者の「問題意識」は何か? 伝統・内部・他人志向のパーソナリティー分析から始めて、その政治参加のあり方から自律型、アノミー型、道徳型と分析を進めてその特徴を論じた後、最後に個人の可能性という筆者の希望的感想を述べるというストーリーはわかったけれど、やはり訳者のあとがきにもあるように、その過程で筆者が「価値判断」をしていないので、結局、筆者は何を問題としているのかという点がイマイチ釈然としない。また後でまとめながら考える。2013/08/12

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