京大人気講義シリーズ
図説・現代哲学で考える“心・コンピュータ・脳”

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  • サイズ B6判/ページ数 154p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621074695
  • NDC分類 104
  • Cコード C1310

内容説明

京大での講義「哲学基礎論」の際に黒板に書かれた解説図をすべて再現。現代哲学の基本的考え方をわかりやすく、しかも水準を落とすことなく「図説」する。今回の〈心・コンピュータ・脳〉編では、とくに理科系寄りのテーマ、つまり人間の意識や心はコンピュータ・サイエンスによって解明できるか、という問題を主題として取り扱う。「心の理解」に関わる問題は、現代哲学において、いま一番ホットな研究テーマである。工夫を凝らした解説図を「地図」がわりにした、思索の旅のガイドブックの第二弾。

目次

心や意識を消去すること
心の科学とことば
心と脳は同一だろうか
考えてみよう「カブトムシの箱」
「三世界論」と相互作用説
因果的必然性と人間の自由
進化論と認識能力の発生
チンパンジーやオウムは人間とどこが違うのか
心はコンピュータによってシミュレーションされるだろうか
機能主義とは何か
解釈主義
「中国語の部屋」の議論
「ハード・プロブレム」に取り組め
「クオリアの三法則」

著者等紹介

宮原勇[ミヤハライサム]
愛知県立大学外国語学部教授。京都大学博士(文学)。1955年、長野県生まれ。1979年京都大学文学部哲学科卒業。1982年同大学院文学研究科修士課程(哲学専攻)を修了し、1985年同大学院文学研究科博士課程後期(哲学専攻)研究指導認定退学。愛知県立大学文学部講師、助教授、教授を経て、1998年より現職。同大学大学院国際文化研究科にて、言語哲学、欧米思想を担当。また、ドイツ学科に所属し、ドイツの哲学等を担当。京都大学では、10年以上にわたって、哲学基礎論の講義を担当している。1993年から94年にかけて、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団の奨学研究員としてドイツ連邦共和国に滞在する。専門は現象学だが、ひろく現代哲学全般に関心をもち、『現象学の再構築』(理想社、1988年)や『ディアロゴスの現象学―対話的言語行為の構造と原理』(晃洋書房、1998年)、『図説・現代哲学で考える“表現・テキスト・解釈”』(丸善、2004年)などの著作がある
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感想・レビュー

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シン

1
面白かった。勉強になった。2005/05/19

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