内容説明
学生が将来、社会の一員として重要な役割を担い、また親としての役目を果たすべき年齢になったとき、病気でリタイアしないためには何を心得ておくべきか?また何をすべきか?―食や運動の正確な知識をもつこと、実践することの大切さを具体的に解説するとともに、アルコールやタバコ、ストレス、糖尿病など関心の高いテーマについての正しい知識を網羅。また、健康食品や健康についての様々な氾濫する情報の中で、確かな健康に関する知識を提供。
目次
第1章 日本人の死因とその変遷
第2章 がんと日常生活
第3章 動脈硬化と日常生活
第4章 糖尿病―平成の国民病ともう一つの糖尿病
第5章 ひとり暮らしの食生活
第6章 アルコールとタバコ
第7章 肥満と肥満症
第8章 肥満―倹約遺伝子と環境
第9章 何を食べるか、食べないか―食の自己責任
第10章 運動不足がもたらすもの
第11章 こころと体
第12章 未病
著者等紹介
津田謹輔[ツダキンスケ]
京都大学大学院人間・環境学研究科教授。医学博士。1949年生まれ。1973年京都大学医学部医学科卒業。大阪逓信病院第一内科、滋賀県立成人病センター内科、京都大学第二内科助手などを経て現職。専門は代謝内分泌・栄養学、特に糖尿病学。日本糖尿病学会評議員、日本病態栄養学会理事、日本肥満学会評議員、日本内分泌学会代議員なども務める
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感想・レビュー
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じー
3
以前授業の一環で購入したものを再読。非常に分かりやすく、本のサイズも持ち運びやすいので気楽に読める。世界でも類を見ない勢いで高齢化が進み、また生活習慣病が問題視される今、国民一人一人が病気にならない生活週間を心掛ける必要がある。そのためには「こういう生活を心掛けて下さい」と言われるより、何故生活習慣を改めなければいけないのか、今の生活を続けていたらどうなるのか、その知識を身につける方が意欲に繋がりやすい。健康について興味を持つのは、専門家だけではいけない。多くの人にこういった本を読んでほしい。感想なげー2012/03/30