内容説明
インドネシア共和国ジャヴァ島の中央部、古都ジョクジャカルタの西北四十キロのところに、ボロブドウルと呼ばれる世界最大の仏教遺跡がある。ここには576体の仏像と、1460のレリーフが現存し、これらは仏教の世界観を表現した一つの大マンダラとなっている。本書は、このうち120のレリーフに刻み込まれたシャカムニ(ブッダ)の生涯の物語を、その元となっている経典ラリタヴィスタラの現代訳に従って読み解いてゆくものである。
目次
ボロブドウル遺跡のレリーフで見るシャカムニの生涯
(ボサツは、人間の世界に生まれることを決意した。;ボサツは、母マーヤー妃から太子として生まれた。;太子は、王宮から抜け出して出家し、修行を始めた。;太子は、悟りを開いてブッダとなり、説法を始めた。)
シャカムニの説法の内容