内容説明
歴史読物の好きな読者がもっとも関心をもつのは、「よく知っている人の、あまり知られてない話」だそうである。それも荒唐無稽なつくりごとではダメで、もっともらしさが必要だという。本書は、よく知られている人物―藤原清衡・織田信長・毛利元就・直江兼続・細川幽斎・大石内蔵助・上杉鷹山・琉球のリーダーたち・勝海舟―の“あまり知られてない話”を「危機管理」という串で貫いた事例の団子集である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
95
堂門さんの講演は何度か聞いたことがあります。非常にわかりやすい感じがしていました。この本は歴史的な人物を何人か選んで危機管理と絡めて興味あるエピソードを紹介してくれます。著者の言いたいことは「まえがきに代えて」にエッセンスが書かれています。普段意識しないことが結構重要であるということがわかります。2016/05/08
