内容説明
本書は、大学学部レベルでの並列処理教育のために書かれた教科書で、ＣやＦＯＲＴＡＲＡＮのような逐次プログラミングの知識さえあれば、容易に並列プログラミングの基礎を理解できる。そして、自分のコンピュータで実際に並列プログラムを作って、走らせてみることが可能である。これまでの並列処理に関する教科書のほとんどが大学院レベルで、その理解にはかなりの基礎知識が必要であったことからすれば、ユニークな教科書といえるであろう。
目次
１ 並列コンピュータ
２ メッセージ通信計算
３ 驚異的並列計算
４ 分割と分割統治法
５ パイプライン化計算
６ 同期型計算
７ 負荷平均化と終了検知
８ 共有記憶を利用したプログラミング
付録Ａ 各種ソフトウェアに関する情報
著者等紹介
アレン，マイケル［Ａｌｌｅｎ，Ｍｉｃｈａｅｌ］
ノースカロライナ大学シャーロット校コンピュータ科学科教授。ノースカロライナ大学シャーロット校電気工学科準教授および教授、ニューヨーク州立大学バッファロー校電気工学科講師および助教授。多数の企業でエレクトロニクス設計、ソフトウェアシステム開発の経験を有する。１９６４年と１９６５年にカーネギーメロン大学から学士（Ｂ．Ｓ．）と修士（Ｍ．Ｓ．）を、１９６８年ニューヨーク州立大学バッファロー校から博士（Ｐｈ．Ｄ．）の学位を取得
緑川博子［ミドリカワヒロコ］
成蹊大学工学部助手
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