内容説明
極微細構造の調整や機能の高度化を目指す際、固体表面のプロセスを支配する化学を明らかにすることは極めて重要である。また、近年表面の作成法・解析法の進歩は目ざましく、従来にない新しい表面物質系の化学合成を可能にしつつある。本書はそれら種々のプロセスの中で、基礎科学的にもまた応用科学的にも重要な諸現象を化学的側面から取り上げる。同時に、重要な概念や基本的考え方などを概説しつつ、最近の解析手法と新しい知見や研究動向を展望する。
目次
1章 序論
2章 吸着と脱離
3章 触媒反応と反応機構
4章 分子線と表面
5章 表面の光化学反応
6章 表面酸化過程
7章 表面改質
8章 電極表面
9章 表面の腐食・摩耗