目次
原爆はなぜつくられたのか
あの時原爆投下は止められた―原爆投下への分かれ道
1945年夏あの日広島で
消えた夢 学徒たちの遺品
戦争終結へ
原爆症、原爆後遺症
いまも続く核の恐怖
原爆をめぐる日本の意識、アメリカの意識
対談 原爆をめぐる過去、現在、未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶたまん
5
TBSが製作したものを元に構成されている。中高生にも分かりやすいように書かれているのでぜひお子さんにも読んで欲しい。筑紫哲也と、綾瀬はるかが案内役となっているところも受け入れやすい一員になっている。あのとき原爆は止められたという仮説をたて政治家、科学者たちのやり取りをドラマ仕立てで説明したり、アメリカと日本の原爆に対する意識の違いを考察したり、色々な角度から戦争と原爆に向き合って書かれている。写真も印象深い。2016/09/24
猫耳
1
原爆を作ったアグニュー博士が、被爆者の二人と対面した時の様子が印象的だった。「リメンバー・パールハーバー」の言葉とともに、日本が戦争をしかけてきたのだから謝らないという一貫した態度。こういった考えのアメリカ人はきっと多いのだろうと思う。確かに日本軍の行いなど、被害者としてだけではなく、加害者としての側面もある。ただ、何の罪もない民間人までもが「戦争なのだから仕方がない」としてしまうのは理解ができない。2012/08/30
やま
1
授業の参考資料です。2008/05/13