性的身体―「破調」と「歪み」の文学史をめぐって

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620315751
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0090

内容説明

“尻”とは何か?縛られた女体はいかなるメッセージなのか?漱石、乱歩、荷風、川端、吉行淳之介、団鬼六、中上健次らの性表現を再検討しながら、性的逸脱、異形の身体をひたすら凝視し、自然規範という権力に本能で抗った表現者の軌跡を体系化する。

目次

性的身体
性的身体が反映するもの
闇の文学史覚書―柳浪、乱歩、風太郎をめぐって
肉体なき性
“変形させられた女体”と文学
欠損のリアリティ
“尻”とはなにか
教養小説としての『花と蛇』
姦通の風景―漱石がさぐりあてたもの

著者等紹介

岡庭昇[オカニワノボル]
1942年東京生まれ。阪神に育つ。慶応大学経済学部卒業。文芸批評家
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