出版社内容情報
日米欧(イギリス,フランス,ドイツ)5カ国の企業経営,企業理念を「企業統治と経営者」の視点から比較し,日本企業における企業統治および経営者行動のあるべき姿を探った書。アメリカ,ドイツで発達した企業統治は,続発する大企業の違法行動,経営失策を背景に90年代初頭から日本において急速に注目を集め出した問題領域である。「企業は誰の利益のために経営されるべきか」という根本的な問いを前半で検討,後半は経営の監視機関である取締役会を中心に考察。
1.企業統治とは
2.企業はだれのものか-序論と日本
3.企業はだれのものか-アメリカ・イギリス
4.企業はだれのものか-ドイツ・フランス
5.企業はだれのものか-結論
6.企業の所有・支配構造
7.株主総会
8.取締役会-日本
9.取締役会-アメリカ
10.取締役会-イギリス
11.取締役会-ドイツ
12.取締役会-フランス
13.主取引銀行・企業間関係
14.証券市場と企業支配市場
15.経営者と経営者行動