ニューヨーク底辺物語―NYでホームレスとして生活した日本人が見て感じたありのままのアメリカ

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  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784594037307
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

目次

第1章 僕らはみんな生きている!―NYホームレスの華麗(?)なる生活事情(その初日―僕がホームレスになるまで;スープ・キッチン―ホームレス達の“豊かな”食生活について ほか)
第2章 我が良き友よ―忘れられない仲間達(シスコ―ニューヨークの偉大なる“空き缶王”;ヒデさん―僕のドラッグ・デイズ ほか)
第3章 ホームレス暮らしの手帖―底辺生活のエトセトラ(トイレ―催したならお早めに;フォーン・ブース―公衆電話の多彩な活用術 ほか)
第4章 脱・どん底―僕がホームレスを“卒業”するわけ(僕がココに座っているワケ―前略道の上より;僕がココに座り続けたワケ。そして腰を上げようとしているワケ)

著者等紹介

境セイキ[サカイセイキ]
1962年福岡県生まれ。私立大学を中退後、福岡で古着店を営む。24歳のとき、3ヶ月間有効の観光ビザで渡米。不法労働者として6年間平凡なサラリーマン生活をニューヨークで送る。92年グリーンカード(永住権)を取得し、アパレル商社をNYにて設立し社長となる。96年会社廃業。その後約6年間をニューヨークでホームレスとして過ごす
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホンダ

5
内容はヘビーでしたがライトな文章でサラッと読めました、結構笑えます。 アメリカで使われる生の英語も勉強になりました。 NYのホームレスは食事に関してはこんなにも支援あるんだなぁ、ドラッグがいかに身近かも含めて色々と目から鱗です。 無料で飯にありつける分、稼いだ金をほとんどドラッグにつっこむのはどうかと思いましたが、これもNYの一つのリアルなのでしょう。 2002年の本なので今とは事情が少し違うのでしょうが、単純に読み物として面白いですね、お勧めの1冊です。2019/06/29

_apojun_

4
図書館本。ニューヨークで6年間ホームレスとして過ごした著者の経験談。なんとなく想像していたより厳しさとか、辛さのようなものは感じられなかった。 著者が最初に「くれぐれもマネしないでください」と念押ししているが、この内容だと確かにちょっとやってみようかな、って思う人がいるかもしれない。 日本とは事情が違うと思うんだけど、出てくるエピソードがどことなく明るいのはやっぱりアメリカだからなんだろうか。2021/12/30

つちのこ

3
書評サイトをしていた頃に著者からメールを貰い、取り上げた本。そこには日々の生活に追われ、だらけきった私が一瞬にして目が覚めるような文章が書かれていた。生きることの大切さ、せつなさ、希望、けっして諦めない信念。この作品を通して感じたことだ。16年もの間、異国の地でたったひとりホームレスとして生きてきた著者ならではの異体験が、ぬるま湯に浸かっている者の心を打ったのである。表紙写真にはカートに溢れんばかりの空き缶が詰まったゴミ袋を山のように積んで、その横ではにかんでいる著者がいる。(2002.11記)2002/11/28

にゃおまる

2
なんのドラッグだったのかなー コカインか覚醒剤だよな? 著者の性格なのかドラッグですべてを失い、異国の地でホームレスになり結構などん底、いやまさに底辺な生活をしているのに、どこか能天気。ほのぼのしている。アメリカは施しの文化が強いのかホームレスでも自由に使えるお金が結構ある。2016/02/04

メコノプシスホリデュラ

1
アメリカ人の、とくにニューヨークに生きる人の考え方が知りたくて最近アメリカ関連の本を読んでいるが、この本は日本人で6年間ホームレス生活を送った著書による異色のニューヨーク手記だった。スープキッチン(無料の食事配給施設)などのニューヨークでのホームレス支援の実態、どのようにして生活をしているか等、興味深くはあったが、正直ドラッグ中毒で身を持ち崩した著者に共感は持てないまま読み進んだ。しかし、最後の立ち直るきっかけのできごとからは、著者の日本人的(仏教的?)心の在り様やアメリカ人の懐の深さを感じた。2014/06/06

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