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リボン

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591099841
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

「先輩、リボンくださぁ~い」卓球部女子には、卒業式に先輩から制服のリボンを貰う伝統がある。人気があるのは、卓球のうまさよりも、断然彼氏持ちの先輩。試合も勝てず、彼女もいない池橋先輩に、亜樹はなぜかリボンを貰えなかった。部活も家族も友だちも「波風を立てないこと」をモットーに生きてきた亜樹の中で、今、何かが変わりつつある…。うつりゆく十五歳の気持ちをリアルに描いた一年間の物語。

著者等紹介

草野たき[クサノタキ]
1970年神奈川県生まれ。実践女子短期大学卒業後、会社勤務。『透きとおった糸をのばして』(講談社)で講談社児童文学新人賞、児童文芸新人賞を、『ハーフ』(ポプラ社)で日本児童文学社協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっこ

23
自分の意見を強く言えず、いつも周りに合わせていた亜樹。中2の卒業式に先輩にリボンをもらえなかったことがきっかけで、少しずつ変わっていきます。部活のこと、友達や親との関係、進路について。中学生の悩みが等身大に綴られていて、とても共感できました。一ヶ月ごとに話が進んでいく構成が面白い。前進したり一歩戻ったりしながらも、確実に前に進む亜樹を応援したくなりました。一人になりたくなくて一緒にいるだけだった、ナッツとの関係が少しずつ深まっていく過程がと素敵。これはぜひ中学生の子たちに読んでもらいたいです!2014/07/23

20
中学生の時にタイトルに惹かれ、読了

はむちゃん

20
学校図書館の先生のオススメの本です!自分と同じくらいの年の子の物語で、主人公の目線になって読みやすかったです。今までは波風を立てないように、周りとうまくやっていけるようにと、「いい子」を演じていた亜樹。だけれど、お姉ちゃんやナッツ、佐々木との関わりの中で亜樹に少しずつ変化が…。自分のいきたい道に進んでいけるといいね。亜樹はいい友達ができて本当に羨ましいっ!2018/05/15

みつばちい

17
草野さんの作品の中では、毒気が少ないピュアな作品でした。進研ゼミ中3講座の連載だったせいかな?母親との関係、自分の内面の成長、本当の自分という草野さんお得意のテーマはこの作品も健在。周囲とうまくやろうと気を回しすぎる自分を変えたい、本当の自分を見つけたいと思いもがく主人公の卒業までの一年間を描く。姉や友達のナッツ、幼なじみの男子佐々木が、自分の軸がしっかりしていて、主人公にいい影響を与える。悩みが等身大で、中学生にとても響くと思う。2018/02/22

ふぇるけん

11
卒業時に憧れの先輩からリボンをもらう、という風習のある中学校。主人公の亜樹は「はずれ」の先輩にリボンをもらいに行くことになり、そして断られる。中3になってからは、クラスでも部活でもなかなかうまくいかない亜樹だったが、だんだんと自分を見出していく過程に心がなごみました。中学生女子に読ませたい一冊。2017/12/19

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