内容説明
オホーツク海に臨む町、北海道常呂町に生まれ育った主人公・和子は高校三年生。やりたいことがみつからないと悩んでいた。そんなときに憧れのカーリング選手・真人に触発され、カーリングに挑むことを決意。運動オンチの史江に農家の娘の菜摘、唯一の経験者の美希とチームを結成。頭ボサボサでワケあり漁師の平太がコーチに加わって、打倒ホワイトエンジェルズを誓う、ってこんなメンバーで本当に勝てるの?!2002ソルトレークシティ五輪カーリング女子日本代表「シムソンズ」をモデルにした青春ストーリーがトリノ五輪を目前に登場。
著者等紹介
森谷雄[モリヤタケシ]
数々の話題作を手がける映像プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
169
久しぶりに読んでいて痛快&ストレスフリーな読書時間でした。ボリュームが200頁だからか、とにかくテンポがいいのと、悪い意味ではなく、難しい表現や文章が少ないのでとにかくサラサラと読み進めていけます。舞台は北海道はオホーツクにある常呂町で、カーリングに挑む女子高生4人を中心にした青春物語です。ありがちな恋愛要素はほぼなく、とにかく友情とカーリングに対する真剣な姿勢で綴られていく展開は、ココロが晴れやかになるくらいスッキリします。深く考えるワケではなく、青春のひとコマをとにかく素敵に思い出させてくれました。2015/10/28
夜長月🌙@新潮部
72
映画化もされた実話を元にしたカーリングの物語です。今では北海道・常呂のロコ・ソラーレがとても有名ですがシムソンズもかつて常呂に実在したチームです。まだカーリングが知られてなかった頃に高校生がチームを結成しました。後に彼女たちはオリンピックに出場するまでになりますが、最初はほぼ素人集団で悔しい思いをします。物語中にも出てくる清廉なカーラースピリッツに強く惹かれました。2022/11/16
ばりぼー
30
ソルトレイクシティ五輪に出場した実在のカーリングチーム「シムソンズ」をモデルにした青春ストーリー。期待していたものとかなり違っていました。ライトノベルタッチでただでさえ軽くて甘いのに、あきらかに脚色し過ぎでしょう。関係者が出会い頭にぶつかって、「ちょっと、どこ見てるのよっ!」で、お互いの存在を意識する…もういい加減にこんなベタな展開はやめて下さい。実話なら実話で、もっとドラマチックなエピソードを拾えると思いますけど。映画はずいぶんと評価が高いようなので、今度遠征に行くバスの中で、子供達と鑑賞してみます。2014/02/10
ユズハル on低浮上
10
前向きになれる話だった!やっぱり熱意とか好きという思いって何事もとても重要なんだなと思った。よし、勉強頑張ろう!って思った。自分にも何か希望があるんじゃないのかと思えた。2019/02/21
せーちゃん
5
実際にあった話の模様。高校生活最後の夏、ひょんな事でカーリングを始める。という、いわゆる青春物語。ティーン向けかな。2018/11/30