目次
第1章 公共性と市民参加
第2章 市民参加の理論
第3章 運動論・組織化論による補強
第4章 コミュニティ論による補強
第5章 意思決定論による補強
第6章 市民参加の実際
第7章 NPOやボランティア活動の位置づけ
第8章 市民参加の成果と限界
著者等紹介
田尾雅夫[タオマサオ]
1946年香川県生まれ、京都大学文学部哲学科(心理学専攻)卒業、京都大学文学研究科(心理学専攻)修了、博士(京都大学、経済学)、京都府立大学文学部社会福祉学科助教授、京都大学経済学部経営学科教授、京都大学公共政策大学院教授を経て、2008年以降、現職。現職、愛知学院大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ra
1
少子高齢×人口減×財政難社会が進み、資源不足に陥っている現代行政に於いて、公共サービスの質や量を維持していくためには、市民が議論や意思決定、政策評価に参加し、また、市民自身が公共サービスの提供主体になることが不可欠であると説く。そして、自治体に於ける市民の参加という観点から、公共性や市民運動論、組織論など幅広く論じる(著者は愛知学院大学経営学部教授)。ただ、著者があとがきで述べているように法制度論と実践例に乏しく、物足りなさが残る。まだ、著者自身の中で熟していないテーマなのではないかという疑念も拭えない。2017/05/04
弔う
0
市民参加がなぜ必要なのか、どんな限界があるのか、どうすれば市民参加が成立するのかという問題を、様々な論点から補強し、述べている。運動論・組織化論、コミュニティ論、意思決定論など、様々。なかなか勉強になった。2014/02/05