目次
第1章 民主主義
第2章 歴史的展望からみた民主化
第3章 民主化理論
第4章 民主化と国家
第5章 民主化と市民社会
第6章 民主化とグローバル化
第7章 アジアにおける民主化
著者等紹介
グリューゲル,ジーン[グリューゲル,ジーン][Grugel,Jean]
シェフィールド大学(イギリス)政治学教授
仲野修[ナカノオサム]
北海道工業大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moloko
1
民主主義への移行について、様々な学説を取り上げて多くの理論を紹介しつつ、民主化途上の国々がまだ形式的な選挙主義的なレベルに留まっている点や、西側諸国による民主化の普及政策(押し付け)が民主化を担うべき現地の市民社会や公共サービスを提供する国家の能力構築に至っておらずに効果が皆無だと批判している点、グローバル化した資本主義が国家の能力を制限して民主主義の発展を遅らせる可能性を指摘している点など、なかなか面白い。沢山の学者や事例が取り上げられているので、自分には読むのが大変だった。2016/08/17