内容説明
複雑な政治の力学を知的・実践的な思索・討議の糧にふさわしい姿に整理し、新しい政治を展望する。
目次
第1部 改革の時代を重ねて(福祉国家は終わったのか―福祉と政治の関係を問い直す;サッチャー以後のイギリス・ネオ・リベラル改革の実相―イデオロギーとしてのネオ・リベラル改革から、道具としての競争政策の実験へ;国会と参加―イギリス国会の現状と課題)
第2部 グローバル化時代のなかで(グローバリゼーションとグローバル市民社会論―1968年パリ、1989年東欧、1999年シアトル;もうひとつの対抗グローバリズム―国民国家からグローバル化への反攻;グローバル化と社会民主主義の変容―イギリス労働党の事例から)
第3部 21世紀のオルタナティブ(民主主義の新しい可能性―熟議民主主義の多元的深化に向かって;ジェンダーと政治―男の政治を変える;環境政治の新世紀へ―グリーン・ポリティクスの方へ)
著者等紹介
畑山敏夫[ハタヤマトシオ]
1953年生まれ。佐賀大学経済学部。フランス現代政治
丸山仁[マルヤマヒトシ]
1963年生まれ。岩手大学人文社会科学部。環境政治・現代ドイツ政治
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