出版社内容情報
デリダが雄弁に語る、脱構築を理解する上での簡明かつ信頼に足る入門書。
内容説明
哲学の課題、ギリシャ人たち、正義、責任、贈与、共同体、メシア的なもの、ジョイス解釈などを主題に、脱構築という作業のもつ深遠で肯定的な倫理=政治的意義が明らかにされる。
目次
第1部 ヴィラノヴァ大学の円卓会議―ジャック・デリダとの対話
第2部 注釈―脱構築を一言で(脱構築を一言で。そんな考え方があるとは(!)
哲学への権利
コーラ―プラトンに対して真面目であること
共同体なき共同体
正義、もしそのようなものが現存するならば
メシア的なもの―未来を待つこと
繰り返しジョイスたれ〔繰り返し歓喜せよ〕(Re‐Joyce)、イエスと言え)
著者等紹介
デリダ,ジャック[デリダ,ジャック][Derrida,Jacques]
1930年アルジェに生まれる。パリのエコール・ノルマル・シュペリウールで哲学を専攻。同校哲学教授を経て社会科学高等研究院教授をつとめる。ロゴス中心主義の脱構策を提唱し、「神の死」のあとに到来した今日の知的状況をこの上なき冷徹な眼で分析する現代フランスの代表的な哲学者。1983年にフランス政府派遣の文化使節として来日、その時の記録が『他者の言語―デリダの日本講演』として刊行されている。2004年10月9日パリで死去
カプート,ジョン・D.[カプート,ジョンD.][Caputo,John D.]
現代アメリカを代表する宗教思想家。92年からヴィラノヴァ大学哲学科教授をつとめる
高橋透[タカハシトオル]
早稲田大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程修了。同大学教員
黒田晴之[クロダハルユキ]
早稲田大学大学院文学研究科ドイツ文学専攻博士課程修了。松山大学教員
衣笠正晃[キヌガサマサアキ]
東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程修了。法政大学教員
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感想・レビュー
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