叢書・ウニベルシタス
巡礼の文化史

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  • サイズ B6判/ページ数 287,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588007972
  • NDC分類 196.8
  • Cコード C1322

出版社内容情報

娯楽・冒険から代参・刑罰にわたる多彩な動機と目的,旅支度,宿ともてなし,巡礼の特権と道中の危険,目的地での儀礼まで,中世以来の巡礼の姿を生き生きと描く。

内容説明

奨励・黙認・禁止の間で揺れ動いた中世以来の巡礼について、その多様な動機と目的から、旅支度、宿ともてなし、巡礼の特権と道中の危険、聖地での儀礼までを描き出す。

目次

1 背景
2 目的地はたくさんある
3 誰が巡礼になったか
4 巡礼者の動機
5 準備
6 巡礼は労働だった
7 宿ともてなし
8 最後まで、財産、肉体、魂への危険
9 目的地にて
展望

著者等紹介

オーラー,ノルベルト[オーラー,ノルベルト][Ohler,Norbert]
1935年に生まれる。フライブルク、フランクフルト、グルノーブルなどの大学で歴史とフランス語を学ぶ。その後フライブルク大学などの講壇に立ち、歴史学を講じたが、現在は退いてフライブルクの近郊に住み、フリーのジャーナリストとして精力的な活動を展開している

井本〓二[イモトショウジ]
1943年に生まれる。東京大学文学部独文学科卒業。東京都立大学大学院修士課程(独文学専攻)修了。現在、横浜国立大学教育人間科学部教授

藤代幸一[フジシロコウイチ]
1932年に生まれる。東京都立大学大学院修士課程(独文学専攻)修了。現在、同大学名誉教授
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感想・レビュー

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ゲニウスロキ皇子

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聖なる土地は古来より人を惹きつけてやまなかった。本書は主に中世ヨーロッパを主題に、聖地をめぐる人びとの様態を記述したものだ。当時の聖地を目指す人びとの旅は、まさに命がけであった。道に迷えば野犬に食い殺され、宿に泊まれば主人から金品目当てにあらぬ罪状をかけられ処刑させられる、渡し船は水底に沈む。だが聖なる土地を目指す人びとの群れは絶えることがない。信仰や旅とは何かを考えたいのならば手に取っても損のない本である。2011/07/04

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