出版社内容情報
娯楽・冒険から代参・刑罰にわたる多彩な動機と目的,旅支度,宿ともてなし,巡礼の特権と道中の危険,目的地での儀礼まで,中世以来の巡礼の姿を生き生きと描く。
内容説明
奨励・黙認・禁止の間で揺れ動いた中世以来の巡礼について、その多様な動機と目的から、旅支度、宿ともてなし、巡礼の特権と道中の危険、聖地での儀礼までを描き出す。
目次
1 背景
2 目的地はたくさんある
3 誰が巡礼になったか
4 巡礼者の動機
5 準備
6 巡礼は労働だった
7 宿ともてなし
8 最後まで、財産、肉体、魂への危険
9 目的地にて
展望
著者等紹介
オーラー,ノルベルト[オーラー,ノルベルト][Ohler,Norbert]
1935年に生まれる。フライブルク、フランクフルト、グルノーブルなどの大学で歴史とフランス語を学ぶ。その後フライブルク大学などの講壇に立ち、歴史学を講じたが、現在は退いてフライブルクの近郊に住み、フリーのジャーナリストとして精力的な活動を展開している
井本〓二[イモトショウジ]
1943年に生まれる。東京大学文学部独文学科卒業。東京都立大学大学院修士課程(独文学専攻)修了。現在、横浜国立大学教育人間科学部教授
藤代幸一[フジシロコウイチ]
1932年に生まれる。東京都立大学大学院修士課程(独文学専攻)修了。現在、同大学名誉教授
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