出版社内容情報
近親相姦と女性のオルガスム,暴力と戦争,親族と婚姻からマルキシズムの終焉の問題まで,人類学の現状への辛辣な批判と人間味豊かなユーモアが一体となった論集。
内容説明
自称型破りの人類学者が人類学の現状を辛辣に批判しつつ、社会・文化の諸問題をユーモアを交えて縦横に語る。
目次
第1部 性と食べもの
第2部 攻撃と暴力
第3部 人類学
第4部 親族と婚姻
第5部 精神と神話
第6部 霊長類学
第7部 イデオロギー
著者等紹介
フォックス,ロビン[フォックス,ロビン][Fox,Robin]
1934年英国生まれの人類学者、詩人、随筆家。ロンドン・スクール・オブ・エコノミックスおよびハーバード大学に学ぶ。米国のニューメキシコ州やアイルランドのドネゴール島でのフィールドワークのかたわら、エクセター大学およびロンドン大学で教える。1967年米国ラトガーズ大学の人類学科創設に携わり、以来同大学教授として現在に至る。その間グッゲンハイム財団の研究部長を12年間務めた
南塚隆夫[ミナミズカタカオ]
富山県出身、1969年東京教育大学大学院修士課程修了、1993‐94年イェール大学客員研究員を経て、現在東京農工大学教授。専門はアメリカ文学、文化・コミュニケーション論関係
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