叢書・ウニベルシタス
マイスター・エックハルト―その思索へ向かって思索する試み

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  • サイズ B6判/ページ数 273,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588006906
  • NDC分類 132.2
  • Cコード C1310

出版社内容情報

その思索へ向かって思索する試み??中世最大の神秘主義思想家エックハルトの,その偉大かつ不朽の人生叡智を,アクチュアルに現代に位置づけて解き明かす試み。

内容説明

エックハルト、この偉大な神秘思想家の不朽の人生叡智を、アクチュアルに現代に位置づけて解き明かす。

目次

第1部 神性の暗き光への道(「離脱」;「離脱」と、真理としての神;善性としての神;真理と善性との基礎としての存在と一者、そして、三位一体 ほか)
第2部 神性という暗き光への道の前提としての、魂の根底(魂の根底とその根底における非被造物)
第3部 神性という暗き光における世界のヴィジョン(神における世界の物;世界の始まりと終わりの不可思議さ;始まりの不可思議さから出て来る世界の根源と、統一としての世界の根源的形態;世界の不統一、禍と罪 ほか)

著者等紹介

ヴェルテ,ベルンハルト[Welte,Bernhard]
1906年生まれ、カトリックの僧で、1952年から以降1975年に退官するまで、フライブルク大学(キリスト教)宗教哲学の正教授をつとめた。1983年没。アリストテレス、トマス・アクィナスについての碩学として知られ、マイスター・エックハルトの思想にも生涯親しみ、本書はその研究の集大成となるもの。なお本書は、著者ヴェルテが1976年1月14日に最晩年のハイデッガー(同年5月26日没)と行なった対話を機縁に書かれたものである
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感想・レビュー

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T.Y.

2
エックハルトの思想に「形而上学的な層」「神秘主義の層」「神学的な層」の三層を区別し、「離脱」において魂が神と一つになるというエックハルトの思想を解明・解説する。アリストテレスやトマス・アクィナスの伝統との繋がりをも強調するが、著者の読みはハイデガーの概念を多用した「現象学的」なもの。エックハルトにおいては直接主題化されていない悪の問題等にも触れる。「質量」って「質料」のことかな。訳語には多少の疑問あり。2014/04/07

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