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出版社内容情報
トーマス・マンの作品群において,登場人物たちの運命がアンデルセンのメルヘンの展開に従っていることを鮮やかに解明した刺激的な作家論。「文献学のスリラー」。
内容説明
アンデルセンのメルヘンを鍵にトーマス・マンの謎を読み解く。文献学のスリラー。
目次
第1章 懸念
第2章 三つの超自然現象
第3章 もっとも強烈な印象
第4章 死の舞踏
第5章 人魚姫
第6章 ワルプルギスの夜。アンデルセンの魔の山
第7章 死への誘惑。氷姫
第8章 雪
第9章 思索夢
第10章 マーラーと海辺を散歩
第11章 ひどくうさんなこと。
著者等紹介
マール,ミハエル[Maar,Michael]
1960年に生まれる。1994年、バンベルクのオットー=フリードリヒ大学に本書を提出して学位を取得した後、当地を拠点にフリーの評論家として活躍している。本書の他、著書に『炎と水の試練―文学エッセイ』(1997年)がある
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