出版社内容情報
1800年以降,社会的および哲学的主観性から離脱していく美的主観性の成立過程を,クライスト,ブレンターノ,ギュンデローデの書簡を通して詳細に追究する。
内容説明
H.フォン・クライスト、C.ブレンターノ、K.フォン・ギュンデローデの書簡を中心に、1800年以後、社会的・哲学的主観性から離脱していく美的主観性の成立を詳細に追究する。
目次
1 問題―美的モデルネと社会的モデルネの差異
2 強調的な自己発見
3 非連続的な意識
4 自我の脱境界化―死、愛、自然
5 主体の美的異化