叢書・ウニベルシタス
身体の哲学と現象学―ビラン存在論についての試論

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  • サイズ B6判/ページ数 398p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588006685
  • NDC分類 135.4
  • Cコード C1310

出版社内容情報

意識の根本に〈身体〉を据えたメーヌ・ド・ビランとの対話を通して生の哲学を基礎づける。主観性が身体と不可分のものであることを示してビラン哲学を蘇らせる。

内容説明

意識の原理に“身体”を据えたメーヌ・ド・ビランとの対話を通して生の哲学の可能性を探る。主観的身体=超越論的身体の具体的性格を考察しつつ、主観性が“身体”と一体のものであることを示し、ビラン哲学を身体論・現象学に蘇らせる。

目次

序論 身体に関する問いの見かけ上の偶然性と、身体の存在論的分析の必要性
第1章 身体についてのビランの分析の哲学的諸前提
第2章 主観的身体
第3章 運動と感覚作用
第4章 諸記号の二重の使用と自己の身体の構成の問題
第5章 デカルト的二元論
第6章 メーヌ・ド・ビランの思想の批判。受動性の問題
結論 身体の存在論的理論と受肉の問題。肉と霊