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叢書・ウニベルシタス
フロベールのエジプト

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588006180
  • NDC分類 955
  • Cコード C1398

出版社内容情報

これまで隠蔽・改変されてきたフロベールのオリエント紀行のうちとりわけ重要なエジプト部分の元原稿の全文。28歳の文学青年が未知の大地での見聞をつぶさに描く。

内容説明

削除・隠蔽なしの元原稿。スフィンクスとの感動的対面、舞姫との甘美な一夜の詳述…フロベール文学の転回点となる自由奔放なエジプト旅行記。

目次

出発―クロワッセからパリへ
ナイルの川船―パリからマルセイユへ
海を越えて―マルセイユからアレキサンドリアへ
ナイルのデルタ地帯―アレキサンドリアとロゼッタ
カイロ
ピラミッド群、サッカーラ、メンフィス
ナイル川を行く―ブーラックからルクソールへ
ナイル川を行く―エスナからアスワンへ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

52
厳格な姪により私的性的な記述が大幅に隠蔽、改変されていた旅行記の完全版。ご想像の通りその削除されていた部分が猛烈に面白い。文字を追う私の心は軽やかに時空を飛んだ。文学的挫折を経験したフロベール青年はこの旅を経た後、かの「ボヴァリー夫人」を物するのである。2016/09/11

春ドーナツ

17
青年は27歳、異国に旅立つ。「エジプトの何もかもが建築的に出来ているような気がする。地表の結構も、さまざまな植物も、そこに住む人間の軀のプロポーションも、地平線の起伏さえも」(92頁)「このあたり、ナイル川は四方を限られた湖のように見えることが多い。-川があちこち急な角度で折れ曲がっているために、迷路に閉じこめられたような感じになる」(136頁)「ああ、言葉というやつは、哀しくなるほど無力なものだ! 星をダイヤモンドにたとえるしかないとは!」(240頁)*今日はトルコのカフェのように男性客しかいなかった。2018/06/14

misui

9
フローベール20代後半のエジプト旅行記。習作期の総決算たる『聖アントワーヌの誘惑』の失敗後、この旅行を経てのちに『ボヴァリー夫人』を書いたとのこと。フランスを出てエジプトへ、川船でナイルを遡りつつ観光してまたナイルを下っている。当初は不完全版が出回っていたらしく、かなり赤裸々な買春描写を見るとそれも頷ける。ただ、そういう部分を包み隠さず書くのが持ち味なのだろうし、通りすがりの人の家で履くスリッパのことまで想像する彼らしいともいえる。エジプトの風景を見て結局自分は自分でしかないと嘆息するのには共感を覚えた。2016/03/18

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