出版社内容情報
1974?85年にかけて社会主義の崩壊を予見した政治論考と,ギリシア - 西欧世界によって創出された〈自律社会〉を根拠に全体主義を批判した哲学論考を収める。
内容説明
1974年から85年にかけて「社会主義」の崩壊を予見した政治論考と、社会および個人が「想像力」を源泉として絶えず制度や法を自己創出する「自律社会」をギリシア‐西洋の伝統に見出しつつ全体主義を根底から批判する哲学論考を収める。
目次
カイロス(変遷;空虚なメディア産業;精神分析と社会 ほか)
共同体(『発展』と『合理性』に関する考察;全体主義の末路;想念―社会‐歴史的領域における創造)
都市国家(限りない問いかけ;ギリシアのポリスと民主主義の創造;平等の本質と価値)
ロゴス(想像力の発見;社会制度と宗教;マグマの論理と自律の問題;科学史の存在論的射程)