出版社内容情報
〈性〉と〈聖なるもの=精神性〉の結合による協調形態社会をもとめ・めざして,人類史を徹底的に検証しなおす壮大な試み。フェミニズムの学問的到達点を示す大著。
内容説明
性の過去・現在・未来を見据える。性と聖なるもの=精神性の結合による協調形態社会を求め・めざして、人類史を検証しなおす壮大な試み。
目次
われわれの性的選択と社会的選択―序論
儀礼からロマンスへ―セクシュアリティ、精神性、社会
動物の儀礼と人間の選択―支配形態の性と協調形態の性の根源
聖なるものとしての性―生、愛、快楽という神からの贈り物
性と文明―西洋文化の根源
エロスからカオスへ―性と暴力
ファルスによる支配―戦争、経済、道徳、性
支配形態世界における聖なる結婚―性、死、誕生の変質
聖なる結婚の最後の痕跡―愛に向けた、神秘主義・マゾヒズム・人間の欲求
古代から現代へ―舞台を設定する〔ほか〕