叢書・ウニベルシタス<br> 現代世界を読む―スタイルとイメージの時代

叢書・ウニベルシタス
現代世界を読む―スタイルとイメージの時代

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  • サイズ B6判/ページ数 179,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588004988
  • NDC分類 361
  • Cコード C1336

出版社内容情報

物と記号とイメージが錯綜するポストモダンの時代の到来と,巨大なイデオロギーの大義が破産し,思想的に混迷する現代社会を独自の視点から読み解き日常性を分析。

内容説明

現代社会の解読と日常性の分析。物と記号とイメージが錯綜するポストモダンの時代の到来と、巨大なイデオロギーの大義が破産し思想的に混迷する現代の社会と文化を分析。「共同の想像力が築く広大な領野」を探索し、「共同体的理想」の美学を展望する。

目次

第1部 スタイル論(前置きとして;スタイルにかんする若干の一般論;価値の変換;美的スタイル;スタイルと日常性;スタイルとコミュニケーション)
第2部 イメージ世界(イメージへの恐れ;「メゾコスモス」としてのイメージ;連関イメージ;「イメージ化した物」;イメージによる変貌)
第3部 共同体的理想

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽっか

2
近代の合理主義・表象主義・個人主義に対して、現代は知覚や日常性といったものが重視され、「イメージ」を共感の媒体にし、「スタイル」によって区別される小集団が形成されてきているらしい。コミュニケーションを例に取ると、何らかの結論に達するという目的は必要なく、他人とただ接触しているだけでよい。たとえばスポーツを熱狂的に応援する集団のように。難しくて内容はほとんど分からなかったけど、そんな価値観が大きく転換する時代に生きているとしたらわくわくする。ただ著者は楽観しているが、小集団同士が排除の方向に行かないか心配。2018/01/17

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