出版社内容情報
現世と〈地獄〉を自在に往来する作品によって,人間世界を凝視した無類のリアリストの生涯と思想を描く。ピューリッツァー賞受賞作。
内容説明
マキアヴェッリは、政治的・軍事的著作以外の戯曲・詩歌などではよく「地獄」や「悪魔」を取り上げ、現世と彼岸との間を往来する自在な思考によって、人間世界を透視する卓越したリアリズムを形成した。生涯と思想を細密画のように描く。1990年度ピューリッツァー賞伝記部門受賞。
目次
不信心で活動的で
神の友とマキアヴェッリの友
天使軍
悪の道
聖職者と祖国
愛の奴隷
事柄すべての模イント
人間は統治能力をもつか?