出版社内容情報
生涯と人となりを概観し,劇作家・歴史家としての諸作品,科学や哲学の広範な問題への発言,キリスト教の悪弊批判等々をつぶさに検討して,その思考を再評価する。
内容説明
その生涯と人となりを概観し、劇作家・歴史家としての諸作品、科学や哲学の広範な問題への発言、理神論の立場からするキリスト教の悪弊との闘い、カラス事件等での実践的活動にわたって、矛盾の指摘と批判を交えながら、その知的誠実さや精神的勇気について縦横に語る。
目次
第1章 生涯と人となり
第2章 イギリスの影響
第3章 パスカルおよびモーペルチュイに反対して
第4章 ヴォルテールの歴史観
第5章 『哲学辞典』
第6章 『カンディード』、『ザディーグ』およびその他の小説
第7章 「恥ずべきものをひねりつぶせ」