叢書・ウニベルシタス<br> ベンヤミン‐ショーレム往復書簡 1933‐1940

叢書・ウニベルシタス
ベンヤミン‐ショーレム往復書簡 1933‐1940

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  • サイズ B6判/ページ数 423,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588003264
  • NDC分類 945
  • Cコード C1310

出版社内容情報

現代批評の俊英ベンヤミンとユダヤ神秘思想研究の碩学ショーレムが,悪化する状況,人々の消息,互いの仕事とその周辺を克明に綴った1930年代の精神史的証言。

内容説明

ヨーロッパとパレスティナにあって、刻々悪化して行く状況、知人や友人の消息、仕事とその周辺を伝えあい、互いの意見を率直にぶつけあった128通。暗雲たちこめる時代にも、誠実が自由に生き、思考し書き続けんとする二人の意志が、密度濃い豊饒な文章に刻まれている。緊迫感ただよう1930年代の記録。

目次

ヴァルター・ベンヤミンからの手紙
往復書簡
文通が終わって

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

34

19
最近のポピュラーソングライターが個人的な悲劇にさいして、「彼女は家で亡くなり、僕は誰にも属さなくなった。僕の内面の瞬間がまるで公共の財産のように感じられた」と述べているが、この本は、集団的な悲劇をあくまで個人的なものとして甘受する人間たちの生々しいドキュメントである。ベンヤミンが公共に供することのできる最良のものは、彼にとってひたすら親密で個人的なものだけだった。だからこそ、彼にはあれほどの苦悩を享受することの理由が(しかし彼だけに属するのではないものとして)存在したし、存在する必要があったのだろう。2017/07/13

roughfractus02

5
往復書簡は、ページに収まる文字の近さより書き手2人の遠さを読者に示す。パリに亡命した者とエルサレムにいる研究者の間で交わされた128通の手紙には、言い淀み、婉曲さ、曖昧さが際立つ。年下のカバリストに言葉少なにマルクス主義を語るベンヤミンとエルサレムの惨状を報じつつ年上の亡命者を思いやるショーレムは、カフカのユダヤ主義を曖昧に述べ、ユングの行動と思想への疑義を婉曲に語る。が、その遠さは問いとなり、ベンヤミン自死の9年後、ユング派の集うエラノス会議に乗り込むショーレムのゴーレム講演のモチーフを培うかに思える。2021/09/10

akio.futai

0
1990.12初版2014/08/11

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