出版社内容情報
カント平和論とクラウゼヴィツ戦争論を現代の政治状況と照合しつつ再検討し,道徳原理と現実主義の融合による新たな具体的平和戦略=核危機からの脱出の道を探る。
内容説明
カントの平和論とクラウゼヴィツの戦争論を20世紀の政治状況と照合しつつ再検討し、道徳原理と現実主義の融合による新たな平和戦略を提示する。国家・集団・個人間の具体的な「信頼醸成措置」と民衆の非暴力闘争の発展に全世界的な核危機からの脱出の道を探る。
目次
第1章 党派心と考え方
第2章 カントの平和論
第3章 クラウゼヴィツ―戦争と戦略
第4章 平和戦略の方へ
第5章 実際的観点からの反対