出版社内容情報
西欧近代における人間と動植物とのかかわりの歴史を具体的に描き出し,科学と産業の発展のなかで,人間中心=自然破壊の思想が形成される過程を精細に論証する。
内容説明
西欧近代における人間と動植物とのかかわりの歴史を社会の動態として具体的に描き出し、科学と産業の発展の中で、人間中心=自然破壊の思想がいかにして形成されたかを精細に論証する。厖大な文献を探索しつつ文化の根源におけるエコロジー思想の伝統を発掘する。
目次
第1章 人間の優越性
第2章 自然誌と俗信
第3章 人間と動物
第4章 動物への同情
第5章 樹木と草花
第6章 人間のジレンマ