出版社内容情報
〈反・解釈学〉の立場から,地学・生物学・心理学・社会学等に準拠しつつ哲学的議論に新たな視点を示した,ポスト・バシュラール認識論を代表する著者の哲学の精髄。
内容説明
地質学・地形学あるいは岩石学という特異な世界から人間学・精神分析学にいたる諸領域に準拠し、哲学的議論における豊饒性の論証を中心課題として追求しつつその《反・解釈学》的立場を明確に示す。カンギレム、フーコー、セールらとともに《ポスト・バシュラール認識論》を代表するダゴニェ哲学の精髄。
目次
第1章 岩石の認識論
第2章 風景の哲学
第3章 表層の発見論
第4章 心理の地図製作法