叢書・ウニベルシタス
言語起源論

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  • サイズ B6判/ページ数 257,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588000317
  • NDC分類 801
  • Cコード C1310

出版社内容情報

言語神授説を排し、生物学的進化説を批判しつつ感覚論と合理論の立場を統合。人間精神への深い哲学的洞察により言語学史上初めて理性即言語の関係を主張した古典。<初版1972年>

目次

第1部 人間は先天的能力のみで、独力で言語を発明しえたか(人間はすでに動物として言語をもっている;欠如・欠陥が人類の特性であるはずはない;最初のしるしとともに言語が成立した)
第2部 いかなる過程を経て人間は最も適切に言語を創造することができ、またせずにいられなかったか(「人間は自由に考える活動的生物であり、その諸力は漸進的に作用し続ける。それゆえ、人間は言語を創造するにふさわしい存在である」;「人間は本来、群をなす社会的生物である。従って人間にとって言語形成を続けることは自然であり、本質的必然的である」;「人類全体がいつまでも一つの群をなすことができなかったように、人類全体が一種類の言語をもち続けることはできなかった。従ってさまざまな民族語が形成された」;「人類はおそらく、一つの大きな家族として同一の起源をもった漸進的全体を構成しているのであろうが、すべての言語もまたそうであり、従って文化全体のつながりも同様である)

著者等紹介

ヘルダー,ヨハン・ゴットフリート[ヘルダー,ヨハンゴットフリート][Herder,Johann Gottfried]
1744‐1803。ドイツの思想家・文学者。当初医学を修めたが、のちにケーニヒスベルク大学神学部に入学。カントから強い影響を受け、ルソーに傾倒した。リガの大聖堂附属学校副牧師として赴任し、かたわら批評的著述を行なう。のちにハーマンとともに「シュトゥルム・ウント・ドラング」運動の理論的指導者として活躍、近代の文化史研究、言語学、美学等に大きな影響を与えた
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感想・レビュー

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メモ;理性が先か言語が先か、/=人間の理性・意識性がまず存在し、そこから発展段階的に生成されていくのが言語。 認識の過程:「銘記」 視覚・聴覚の源感覚としての触覚2009/06/16

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