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出版社内容情報
データを管理・展開するためには、この最先端の知識が必要であるウェブサービスがもはや生活・研究のインフラとなって久しいが、情報資源の多様化やメタデータの作成環境の発展がそのサービスに大きな変化をもたらしている。
メタデータによる書誌的記録管理や国際規格の現在を探り、検索エンジンやクラウド・コンピューティングの可能性を知る。
Europeana、CiNii、Google、Amazon…その基盤と展開。
まえがき
第1部 メタデータ
第1章 21 世紀の書誌コントロール(総論) 宮田洋輔(帝京大学)
第2章 メタデータ作成環境の動向 谷口祥一(慶應義塾大学)
第3章 典拠コントロールの動向 木村麻衣子(学習院女子大学非常勤講師)
第4章 主題目録法の動向 橋詰秋子(国立国会図書館)
第5章 日本のメタデータ作成の動向……鴇田拓哉(前東洋大学)
第6章 美術館・博物館、教育系等の図書館以外のメタデータの動向 研谷紀夫(関西大学)
第2部 ウェブサービス
第1章 ウェブサービスの動向 原田隆史(同志社大学)
第2章 ウェブサービスのユーザビリティ 常川真央(アジア経済研究所)
第3章 メタデータを利用に関する技術の動向 高久雅生(筑波大学)
第4章 ウェブサービス・プラットフォームの事例(1) 大向一輝(国立情報学研究所)
第5章 ウェブサービス・プラットフォームの事例(2) 生貝直人(情報通信総合研究所、東京大学)
日本図書館情報学会研究委員会[ニホントショカンジョウホウガッカイケンキュウイインカイ]
内容説明
メタデータの動向抜きに、ウェブサービスの未来は語れない。情報アクセス環境の変化に追いつくための、最新知識をここに。図書館は、もはやウェブの世界を抜きにサービスを実現することはできない。同時に、ウェブに関わる人々は、図書館情報学で培われてきた書誌コントロールの理論と技術の蓄積に驚かされることだろう。未来の情報アクセス環境を築くため、両者の対話の可能性を探る。
目次
第1部 メタデータ(21世紀の書誌コントロール;図書館目録のメタデータ作成基準の動向;典拠コントロールの動向;主題目録法の動向;日本のメタデータ作成の動向;美術館・博物館と文化資源・震災資料に関するメタデータ)
第2部 ウェブサービス(ウェブサービスの動向;ウェブサービスのユーザビリティ;メタデータ利用を支える技術;CiNiiにおけるメタデータの提供と利活用;ウェブサービス・プラットフォームの事例:ヨーロピアナとナショナルデジタルアーカイブ)