ラグビー日本代表監督エディー・ジョーンズの言葉―世界で勝つための思想と戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 211p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784583108155
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0075

内容説明

日本代表はなぜ強豪に仲間入りすることができたのか。就任以降、日本ラグビーを急成長させ、世界ランキングを過去最高の9位に押し上げた“世界的名将”エディー・ジョーンズの卓越したチームマネジメントやコーチング哲学とは?

目次

01 目標設定編(まず考えるべきは、スケジュールではなくチームをどこに連れて行きたいか。つまり目的地だ;2か月ごとの目標を立て、定期的にレビューを行なう。これにより達成したい目標が明確になり、何をすべきかということもクリアになる ほか)
02 準備・計画編(データの活用法は、チームによって変わる。そのチームに何が必要かを考えてから決めないと意味がないからだ;練習というものは、逆算して計画されるべきもの。チームをどうやって勝たせるかを決めたら、そのための最善の方法、環境を事前に計画していく ほか)
03 組織形成編(選手の習慣やリズムに変化があったら、コーチは気にかけなければいけない。常に観察しておくことが大切なんだ;まずその国の文化的背景を理解して、違いを認める。そして、そこからどうやって強みを引き出していくかを考える ほか)
04 規律編(プロは勝つことがすべて。1年で勝てなければ、契約はないと考えた方がいい;成功している指導者はたいていどこかで大きく落ち込んだ経験がある。だけどそれをバネに成長し、成功を掴んでいる ほか)
05 教育編(スクール★ウォーズは日本のラグビーの勉強にもなるね。ただし、見ていて気になることがある。あのコーチは全然コーチングをしない。いつも泣いているばかりだ(笑)
もし、辞めてほしいというのなら、いますぐ私は辞任する! ほか)

著者等紹介

柴谷晋[シバタニススム]
1975年茨城県生まれ。茗渓学園高校3年時に花園出場、高校日本代表候補。上智大学外国語学部フランス語学科進学後、フランスに留学。名門クラブ、スタッド・トゥールーザンに1年間所属。帰国直前に突発性難聴により、片耳の軽度難聴となる。帰国後、広告代理店勤務時にデフラグビー(聴覚障がい者ラグビー)に参加。2002年、デフラグビー日本代表として世界大会に出場。以降、デフラグビーの普及活動とノンフィクションライターとしての執筆活動を続けている。2007年より茗渓学園の英語教員、およびラグビー部コーチ。2014年度は上智大学ラグビー部フルタイムヘッドコーチ。2015年4月よりジャパンラグビートップリーグの名門、東芝ブレイブルーパスの専任アナリストに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

29
熱い熱い心を知性でくるんだ指導者、エディ・ジョーンズとの会話をもとにした本です。怠惰な私はハードな練習をチームに課す、この知将に学ぼうと思ったのです。(私が怠惰から抜け出せるかどうかは別として)驚くほどに、ものすごく工夫をしています。フィジカル、ゲーム理論、ナショナルチームを率いるときは、その国の文化やしきたりなどを調べて、コーチングに活かしつつ、ラグビー界すべてを俯瞰しながら、自分のチームの個々に接する。その思考ややり方はスポーツだけではなく、日々の仕事、芸術活動にも活かせるはずです。いやあ感服です。2018/12/14

けんとまん1007

14
ここまで、周到なかつ、したたかな準備と意思、そして率先することがあったからこその結果だったんだと納得。しかも、自分を支えるコーチの置き方が素晴らしい。自分にないもの、自分以上のものを持っている人を選ぶという視点。それから、何からという順序の決め方。違う色合いを入れて、あえてぶつからせることで、レベルアップを図るという手法。もちろん、それも、きとんとしたプランがあってこそのこと。いろんなところにあてはまる。2016/02/22

Motomi Kojima

6
母校で講演会を聞き、本も購入。茗渓学園のコーチを経て現在の仕事はトップリーグ東芝の分析担当。スポーツとは縁遠い大学だけに何故だという思いがあったが本を読んで共感できた。エディさんとの出会い、彼から経験を吸収するために自分で企画を立てたエディさんとのインタビューで得たものが大きかったことがわかる。エディさんの本はほとんど読んでいたつもりだったがこのタイミングで読めてよかった。2016/06/04

みい

5
ラグビーワールドカップまであと1ヶ月を切りました!ドキドキとワクワクと。そんな中で読了した1冊。気づいたらたくさん折り目をつけながら進んでいた。それだけ私にとっても大切な言葉の詰まった1冊になった。2015/08/19

中川肇

2
良い 廃棄2022/03/27

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