平凡社新書
世界テロリズム・マップ―憎しみの連鎖を断ち切るには

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582852110
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0231

内容説明

9・11以降の現代世界において、テロは世界的に重大な問題となっている。今や日本もテロの標的に名指しされ、もはや「対岸の火事」ではすまされない。なぜ「彼ら」はテロに走るのか。どうすればテロの連鎖を断ち切ることができるのか。テロを生む歴史的・政治的・経済的背景なども解説しながら、現地で取材した通信社特派員らが、テロリストたちの「論理」を解き明かす。テロを引き起こす側の組織と人間にスポットを当て、彼らの行動と思想を追った連作ノンフィクション。

目次

テロが身近に迫る時代
サウジアラビア~スーダン~アフガニスタン~?「お前がわが地を去るまで攻撃する」―ウサマ・ビンラディン(アルカイダ)
エジプト~スーダン~アフガニスタン~?「近い敵」より「遠い敵」を撃て―アイマン・ザワヒリ(ジハード団/アルカイダ)
クウェート~アフガニスタン~パキスタン 同時テロの「真の首謀者」―ハリド・シェイク・ムハンマド(アルカイダ)
アフガニスタン 世直しに燃えた学生がテロ集団に―ムハンマド・オマル(タリバン)
インド/パキスタン「全イスラム世界に一つの旗を」―マスード・アズハル(カシミール過激派)
パレスチナ 聖地を血で染める自爆テロの嵐―アハメド・ヤシン(ハマス)
トルコ 敗れた「クルド解放の闘士」―アブドゥッラー・オジャラン(クルド労働者党=PKK)
アルジェリア「踏みにじられた民意」への憎悪―アッバシ・マダニ(イスラム救国戦線=FIS)
ロシア 巨象に立ち向かう「英雄」―バサエフ野戦司令官(チェチェン武装勢力)〔ほか〕

著者等紹介

杉山文彦[スギヤマフミヒコ]
1957年静岡県生まれ。81年時事通信社入社。88~91年ニューデリー特派員、97~2001年カイロ特派員などを経て、現在外信部次長
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感想・レビュー

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ぞう

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テロを起こす人たちの大義は、民族対立、イデオロギーによるもの(極左テロ)、そして宗教によるもの。東西冷戦終了し、社会主義の崩壊とともに極左テロは、事実上消失したが、9.11以降、宗教を背景にしたテロが勢力を増す。世界各地で起きているテロの背景がわかると報道されていることがちょっと理解できるようになります。でもやはり世界で起きていることは複雑だ。2012/10/08

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